Enableの動作

  • 好みの言語で作業します。海外支店や外国出身社員など。
  • クライアント/サプライヤの言語でインボイス(会計などの文書)を印刷します。
  • 現在の言語を即座にかつ一時的に変更することで、ユーザ セッションを中断せずにアプリケーションのデモを行い、その結果を示します。検査(監査、品質)、外部コンサルタント、サプライヤ/クライアントの訪問、テクニカル サポート、ユーザ サポートなど。
  • サポート担当者の言語でテクニカル ログを生成します。
  • 実行時にEnable Explorerを起動することで開発者とエンドユーザ間のコミュニケーションを改善します。テスト、開発、およびリモート テクニカル サポートなど。

Enableパッケージの内容

Enableは、翻訳エンジン(PBD形式およびDLL型式)と、多言語対応データベースの監査ツール、翻訳ツール、および関連文書から構成されます。

PowerBuilderの主要なバージョン向けにEnableのライブラリが組み込まれています。提供されるクイック スタート資料(文書とソースコード)によって、ライセンスを付与されたワークグループはすぐに稼働できるようになります。

開始から終了までの3ステップ

ステップ1では、Enable初期化コードをアプリケーションに追加し、アプリケーションを翻訳エンジンにリンクし、Enable Extractorによって多くのソース フレーズを抜き出します。これらの作業全部でほんの数分しかかかりません。
ステップ2は変換サイクルです。このサイクル内で上記以外のソース フレーズを抜き出し、エクスポート・翻訳し、再インポートします。このステップでは、翻訳済みテキストの空白要件が変更される場合を考慮して、コントロールとDWOのサイズを変更し、移動するためにEnable Explorerを起動します。翻訳は画面上で文脈内で見たときに修正しなければならないことがしばしばあり、これを実行時に行うのがEnable Explorerです。

ステップ3は、新規の多言語対応アプリケーションの最終処理と配布です。このステップでは特殊なケースも扱います。例えば、ウィンドウ オープン後のウィンドウ外観を変更するメソッドの呼び出しや、非表示要素の処理などです。

『Quick Start Guide』では以上の詳細を説明しています。.s

以降の更新

多言語対応アプリケーションが更新されるたびに、翻訳エンジン(またはExtractor)が新しい文字列を取り出し、言語データベースに追加します。これらの文字列はその後、翻訳され、改訂された多言語対応データベースが配布されます。

エンドユーザについて

EnableのPBD/DLL型式による使用料無料のライブラリが、多言語対応データベースと同時にエンドユーザに配布され、未許可の変更がされないようにします。